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2022年11月30日水曜日

食物繊維

 母と一緒にスーパーに行った時。

「最近、これにはまっているのよ!」と私にも買ってくれた。

専用の芋焼き機があって、ホカホカ! 熱いくらい。


以前は

「戦争の頃を思い出すから嫌い!」と

言って、芋餡でさえも避けていたのに・・・


これは、スプーンで食べるくらい、ねっとり・しっとりの食感。

そこが良いらしい。

甘味も十分。


見るからに食物繊維が豊富。

ただし、サツマイモのは「不溶性食物繊維」とのこと。









品種:鹿児島県産 紅霧島

2022年11月28日月曜日

生死

珍しく わざわざ、少し離れたところまで

見に行った映画。


生まれてから死ぬまで・・・

何回食事をとることになるのか?

「生きること」は「喰らう」こと。


素朴な食事、シンプルな空間と人間関係が描かれる。

そんな、主人公の生活は美しく、若干の憧れを感じるが

私はできないし、私にとっては現実感が無い。


こんな生活を「したいか?」と聞かれれば、

「したくない」と答える。


映画の中に出てくるほうれん草の話。

確かに、子どもの頃食べたほうれん草は、

葉物ながら、しっかりとした力強さがあり、

根本が赤く、そこが甘かった。

いつ頃からか?赤味が無くなり華奢な感じになったのは・・・

今より野菜たちは、味が濃かった。



しかし・・・主人公の変貌ぶり!

若かりし頃、あんなに美しかったヒトもあのように変貌するなら

私が、こんなになっても仕方ないなぁ~と

変なところで納得した・・・・・


生から死へのプロセスは悲しくも残酷なのだ。












 


2022年11月26日土曜日

白果(はっか)

 「銀杏の実」のこと。

確かに、硬い殻は白い。


毒性があるので多くは頂けないが、

今秋も何個か頂いた。


今年は紅葉の時期が早いとか。


この時期になると黄色くなった大木が目立つ。


京都の街には「銀杏並木」が多いことに気づく。




2022年11月23日水曜日

絨毯(じゅうたん)

 もう、こんなに散っていた。

紅葉絨毯(じゅうたん)


紅葉を見に行ったわけでは無く、

予約したレストランが近くだったので

ランチの後に「金閣寺」へ。 10年ぶりかな?


雨模様だったが、勤労感謝の日、休日だったせいか結構な人出。



外国人の姿も多く、やっとコロナ禍の前に少し戻った。


コロナ禍の京都は、観光客が少なくて結構気に入っていたのだが・・・










2022年11月18日金曜日

小春日和

 まさに、今日は小春日和の一日。


11月半ばというのに、冷たい飲み物を選んだ。

一緒に「期間限定」の文字に釣られてスイーツも!

これも、ソフトクリームが乗った冷たいもの。

餡とオレンジソースが絶妙のコンビネーション!


「国語に関する世論調査」では「小春日和」の意味は? という問いに

4割強「春先の穏やかで暖かい日」と間違えて答えた人がも・・・。


好きな日本語、正しく伝えたい。





2022年11月17日木曜日

鎮魂

 映画を見ているときは、漠然と「雀」だと思っていた。

タイトルは平仮名表記「すずめの戸締り」

「新海誠本」を読んで初めて「鈴芽」と知った。


「雀」と「鈴芽」では、主人公の少女のイメージが随分違ってくる。

漢字の力。


この1週間で2本の「東日本大震災」を題材にした映画を見た。

全くの偶然。


もう1本は「天満荘の三姉妹」

この作品も主人公「かなえ」(女優:のん)の透明感がとても良い。


10年たって、やっとあの大災害の鎮魂ができる。

最大の鎮魂は「忘れないこと」


あなたのことを「忘れない」









2022年11月15日火曜日

紅葉

 「紅葉」は、木が冬に向けて葉を落とす前の準備。

と、言ってしまっては風情が無い。


四季に富む日本の自然に感謝。

春は桜、秋は紅葉。

この時期になると「ことしの紅葉はどうだろう」と気になる。


そろそろ、日本列島紅葉前線が京都にかかってくる。




2022年11月10日木曜日

薄荷(はっか)

 ドロップス、懐かしい味。

子どもの頃、一番好きな味は薄荷だった。


佐久間製菓は114年前の1908年に創業。

今も、孫たちはこの缶のドロップスが好き。

どうやら、「缶を10円玉で開ける」という行為が楽しいらしい。


残念なことに、来年(2023年)1月に廃業のニュース。

こんなところにもコロナの影響が・・・


よくよく缶の文字を見ると「サクマ式」と書いてあることに気が付いた。

「式」って何?

ちょっと調べると

「佐久間製菓」より発売されている「サクマ式ドロップス」

1年後に創業の「サクマ製菓」より発売されている「サクマドロップス」

何故「式」なのかは、はっきりしないが、意外なことがわかった。

缶の色は前者は赤缶・後者は緑缶。


色彩学的にいうと、「食品」は、赤の缶の方が売れるというセオリーがある。



2022年11月3日木曜日

嬰児(みどりご)

嬰児、生まれたばかりの赤ん坊。

4人目の孫。

孫は、無条件に可愛い。


泣くとき顔を真っ赤にしてなくから「赤子」

これは解り易い。見たまま。


嬰児、または「緑児」とも書く。

語源は古く
701年制定の『大法令』では、3歳以下の男・女児を「緑児」
と称するとの規定があった。

「みどり」は、もともと新芽や若枝の意。
その生命力あふれる新芽のように、
「生まれたばかりの児」という意で用いられたと考えられている。

よき人生を・・・




2022年10月25日火曜日

定番

霜降の頃に、花屋の店先に色とりどりのシクラメンの鉢が並ぶと、

もうウズウズしてくる。


この時期の定番、

大好きなシクラメンが買いたくなる。

少し前から、昨年の買ったシクラメンの花も咲き始めていた。


11月に留守が多くなることがわかっているので

花を買うの控えていたが、花のバーゲンに出くわしてしまった。


留守中の水やりができないが・・・

母に預けて面倒を見てもらうかな・・・

沢山買いたくなるのを、やっと我慢して2鉢だけにした。


玄関が明るい。








2022年10月24日月曜日

香木

沈丁花、梔子と共に「三大香木」と呼ばれている金木犀。

匂いの成分には、意外にも虫が忌避する成分を含んでいる。


近所の歩道の街路樹。

いい匂い。


秋だなぁ~


不思議なことに、特に夜間は香りが強くなるらしい。


ふと、「雨の匂いが好きだ」と言った人を思い出した。




2022年10月18日火曜日

国果

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺  子規

あまりにも有名な俳句


大の柿好きとして知られる正岡子規

私も今時の果物では柿が一番好き。

それを覚えていたのか、母が柿をくれた。


柿は、何と「国果」でもある。

柿の歴史は古く、驚いたことに人類が誕生する前から存在した可能性があるそうだ。


因みに、「柿食えば・・・」の句を10月26日に書いたので「柿の日」となっている。


つややかな皮も美しい。






2022年10月17日月曜日

八寸

日本料理の名前。

何気なく食べてきたが、

考えてみると変わった名前「八寸」

「寸」とは長さの単位。八寸なら約24cm。


そもそもは八寸角の杉の角盆を意味したらしい。

それに盛られる酒肴のことを意味するようになり、

現在では献立の名称と変化したとも。


日本料理の中で最も季節を感じる1品。

さらに視覚的な料理が並ぶ。


京料理が、国の登録無形文化財に登録される見通しになった。


味だけではない、季節感を重んじた空間を作り出す。

すべてが御馳走。






京都三条・はりまや

2022年10月12日水曜日

三鍋(みなべ)

 和歌山県・みなべ町の沖合いに静かに浮かぶ無人島・「鹿島」が

見える宿に泊まった。


眼下に海、「鹿島」が目の前によく見える部屋。

思いのほか温泉の湯質がよかった。


「みなべ」という地名は、鹿島が3つの鍋を伏せたように

見える「三鍋」の字が由来とのこと。


江戸時代、この島は、大津波を真っ二つに分けてみなべの郷を

守ったとの伝えがあるらしい。 

古くから島全体が信仰の対象となっている。


後から、この島に渡れることを知った。

次回は、渡ってみたい。







和歌山県・鹿島





2022年10月5日水曜日

薯蕷饅頭(じょうよ まんじゅう)

お祝いごとで頂いた。


最も歴史ある和菓子とのこと。

目上の方に用いる和菓子として「上用饅頭」とも。


ざっくばらんにいうと「紅白饅頭」


薯蕷とは山芋のこと。

実際は大和芋や自然薯や、

使うものは、お菓子屋さんによって違うらしい。


子どもの頃は、頂くことがあっても嬉しくなかったなぁ~

シュークリームか、せめてカステラが良かったと思っていたことを思い出す。


歳をとってからは漉し餡が好きなので嬉しい!

さて、頂きましょうと思たら

「1個 120g 312cal」の表示!

カロリーが凄いね。

確かに、手にずっしりと重い・・・

和菓子はカロリーが低いと思っていたが、この重さでは仕方ないか!


お昼ご飯は抜きして、頂くかな~ 







大阪 駿河屋

2022年10月4日火曜日

品種

 初めて頂いた、葡萄。


最近は葡萄も品種も多い。

「サニードルチェ」のシールが貼ってある。

皮も食べられ、種は無い。


2009(平成21年)に山梨で品種登録されているので

さほど新しい品種でもなさそうだ。


最近は、シャインマスカットの人気が高く

スーパーでもかなりの場所を取っている。


子どもの頃の、黒くて分厚い皮、種があって

ちょっと酸っぱい葡萄なんて見ることも無くなってしまった。








2022年10月1日土曜日

蕎麦

 一面の白い花。

蕎麦の花。


親孝行のつもりで、地域割引のツアーに出かけた。

松茸尽くしの昼食、温泉、そして、美山「かやぶきの里」

80代の母にはちょうど良い散歩コース。


かやぶき屋根の民家と白い蕎麦の花。

日本の[原風景]を感じられると、観光客を集めている。






京都府・南丹市美山町

2022年9月30日金曜日

大阪万博

 1970年の大阪万博で

初めて岡本太郎の作品(太陽の塔)を見たのは、

10歳の夏。

もちろん、当時は、作者・岡本太郎のことはよく知らなかった。


それから15年程後、近畿地方に引っ越し、

吹田の万博公園に立つ太陽の塔を、高速道路の

通りすがりに見ることになる。


以後、太郎についても色々なことを知ることになり、

川崎岡本太郎美術館にも行った。

東京青山のアトリエにも行った。


今、大阪中之島美術館で

その芸術人生を振り返る、大回顧展が開催されている。(22年10月2日まで)


何度見ても、この人の作品は面白い!

特に立体作品が好き。


彼らしい多くの「語録」はあるが

≪ 職業?人間だ ≫ これが一番彼を表している。






2022年9月29日木曜日

国花

 日本を代表する花といえば、親しみのある「桜(サクラ)」

また、皇室やパスポートの紋章には「菊(キク)」

どちらが国花?


調べてみると、桜も菊も、

どちらも日本の国花という意外な結果。


春の桜と秋の菊。


皮肉なことに最近は、異常気象のせいか、春と秋をとても短く感じる。


もうすぐ10月というのに、まだまだ30度近い気温。



2022年9月26日月曜日

近江八景

浮世絵師の安藤広重の風景画により広く知られるようになった

近江八景のひとつ「唐崎の夜雨」


広重は、雨を「線」で表現した初めの画家といわれているが

この作品にも、それを見ることができる。


晴天の昼間では浮世絵の雰囲気とは正反対の光景。


おまけに、立派なシルエットとして描かれた松は
今は見るのもつらいほど、痛みが激しい。




2022年9月25日日曜日

仕事

 幸か不幸か、「正社員」という立場になったことが無い。

非常勤、契約社員、委託契約・・・


こんな身分で「定年」といわれる歳を過ぎて、まだ働いている。


どんな仕事もお金を頂くとなると厳しい。

嫌ならやめればいい、というものでもない。


働くことは苦しみか、喜びか・・・




2022年9月24日土曜日

木目菓子

日本人は、なんでこんなにバームクーヘンが好きなのだろう、と

驚くことがある。


お土産に頂いた、期間限定の栗のバームクーヘン。

「栗」も「バームクーヘン」も好きな私は嬉しい限り。


堀辰雄「挽歌」の中に

”木目菓子”と書かれていたことを思い出した。

この作品は1940年に書かれたもの。


バームクーヘンが日本で初めて焼かれたのは1919年の広島とのこと。

以後、独自の進化を遂げた日本のバームクーヘン。







堺市・franju




2022年9月23日金曜日

彼岸

台風一過で少々秋めいてきた。


3年ほど前に知り合った素敵な年配の方に誘われて食事に。


高級な料亭の別館。

お手頃な値段で、料亭の味が頂けるとのことで満席。

流石のお料理で、満足。


その玄関。

彼岸花と木賊。


丁度、お彼岸。







無碍山房


2022年9月19日月曜日

向日葵

 9月も下旬に向かうというのに満開。

ここの向日葵は7月から12月下旬まで咲くように調整されているらしい。


数に圧巻される。 


20年ほど前にみたイタリアの広大な向日葵畑を思い出した。

 

日本と違って、外国では食用として利用されるヒマワリ。

調べてみると 向日葵の生産量世界1は「ウクライナ」だそう。

意外な国が出てきて驚いた。

ロシアの進攻が始まって半年を越えた。


この夏、ウクライナの向日葵は咲いたのだろうか・・・







南知多・はな広場

2022年9月18日日曜日

食欲をそそる色というのがある。

赤、橙などの暖色系の色。


まさに、ゆでた蟹の色「朱」もそうだ!


子どもの頃、海辺に住んでいたせいか

よく、冬場に食べていた「ガザミ」

地方によっては「渡り蟹」ともいうらしい。


内子の色も鮮やかな朱。

「美味しかったなぁ・・・」という郷愁にかられると

もう食べたくて仕方なくなる。


今はオスの旬の時期なのだが、もう我慢できない。


朝早くから、水揚げ量日本一、愛知県・南知多まで食べに出かけた。


茹でたてほやほや!

湯気が上がる蟹。


懐かして・・・美味しくて・・・





2022年9月14日水曜日

もりもりと盛り上がる雲へあゆむ  山頭火


長月も半ばである。

しかし、空を見上げれば入道雲。


夏、真っ盛りの頃は、家に籠ってばかりで

空を眺める余裕が無かった。

秋の空を期待して見上げてみれば

----もりもりと盛り上がる雲-----


本日の予想気温は35度という。

新たな台風も発生した。




2022年9月13日火曜日

紫式部

「紫式部」という植物。

秋の今頃、あちこちで見ることができる紫の小さな実。

研修で行った「源氏物語ミュージアム」のエントランスに植えてあった。

まさに場にふさわしい植栽。


実は、庭や生け垣に植えられるのは「コムラサキ」という低木種らしい。


きっとこれも「コムラサキ」なのだろうが、

「紫式部」の名の方が覚えやすいし、雰囲気がよい。

たがが名前、されど名前なのである。










2022年9月10日土曜日

多くの種子は殻に守られている。

中身は知っているが、殻のままだと何かわからないモノもある。


栃の実。









近くの植物公園の通路に落ちていた。

殻のままだと何の実なのか、わからない。

偶然、中身が出ているものが近くにあった。


縄文時代から食べられていたという。

食べるには、丁寧な「あく抜き」が大変と聞く。


餅になったり煎餅になったものをチャッカリいただく身だが、

食するまでにかかる手間にも思いを馳せたい。







2022年9月5日月曜日

蒼空(そうくう)

すっきりと晴れた青い空。


9月に入ったが、夏を感じる空の色。

日本海、越前海岸の海。


大型台風が沖縄のあたりにあったが、福井はまだ影響が無かった。








福井県・東尋坊

2022年8月29日月曜日

隙(すき)

「隙が無い」とは誉め言葉だろうか?


今回、2回目の訪問のレストラン。

2回目にして、気が付いた。


駐車場に車を止めて、そして1時間半後に、また車に乗るまで

「隙が無い」

もちろん料理にも「隙が無い」

背筋を伸ばして、姿勢よく頂かないとちょっと嫌な顔をされそうな・・・


もし、このレストランが友だちなら、ちょっとくたびれる、かなぁ・・・








京都・伏見 

碓井豆のスープ 関西人の豆ごはん好きには驚く。 そして、かならず使われる豆は「碓井豆」(うすいまめ」 名前の由来は地名、大阪府羽曳野市碓井から、とのこと。 4月に入ってから、碓井豆を使った料理は何度か頂いたが、 今日はスープ。 ゴールデンウイークの前半はのんびり過ごす。 お気に入...