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2023年5月30日火曜日








監督 荻上直子







映画の題名は「波紋」 

   ------あるようでない ないようである------

音楽の少ない静かな映画である。


映画のあらゆるところに「水」がある。


プールの水、ホースから出る水、蛇口からの水滴。

最も象徴的なのは、個人宅なのに庭に立派な

「枯山水」がある非日常だ。


それぞれの水の音。

時々、リズミカルな拍手が印象的。


誰でも生きていれば、一つや二つあるだろ「絶望感」

個人的でありながら

普遍的な「絶望」が多様に語られている。


謎だった「手拍子」が、最後に残ったピースのように

ピタっとはまる。

ああ!そうだったのか、と・・・・


あまり「幸せな人」は出てこない.。

失踪した主人だけは幸せな人だ。

しかし、失踪するのは狡い。




2023年5月29日月曜日

七草

 










近くの老舗の外庭。

何度も見た。

やっぱり「萩」


萩は秋の七草のひとつ。

「萩」とは、草冠に秋と書く。


秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり)

 かき数ふれば 七種(ななくさ)の花   

(山上憶良 万葉集  一五三七 巻八)


萩は、万葉集に最も多く読まれているという。


今年は何でも早く咲くと話題になっているが・・・

少し早すぎでは?

もう何度も「夏日」があったからかな。

萩も季節を間違えるよね。


やっと今日、梅雨入りしたばかりだ。

これも例年よりも早い!




2023年5月27日土曜日

豪華客船

 











ホテルからの景色。


定宿から少し西にあるホテル。

ここからは港が良く見える。


豪華客船が寄港している。


ふと、コロナ禍の始まりを思い出す。

あのころは、まさに他人事。


過ぎ去った3年間は今から思うと、あっという間だったような

気もするが、少々考え方も変わった。


「やりたいことは、すぐにする!」


6回目のワクチン接種の案内が届いた。

今回はどうしようか・・・


したくないことは、しないでおこうか・・・


2023年5月24日水曜日

青春


 






大阪市:こども本の森 中之島





大阪で友人とランチのあと、中之島辺りを散策中。

話題になった安藤忠雄設計の図書館に入った。

事前予約が必要だが、この日は予約なしでも入館できた。


エンタランスの「青りんご」が、まず目を引く。

安藤氏自身がデザインの

『挑戦心にあふれる「青春のシンボル」として多くの人に触れてほしい』

との願いからおかれている。


サミュエル・ウルマン 「青春」 という詩が

もとになっているらしい。


ダグラス・マッカーサー元帥が座右の銘としていたことから、

日本でも知られるようになったとのこと。


 <抜粋>

 (超名訳 リーダーズ・ダイジェスト版)

サミュエル・ウルマン 「青春」 ( 「八十歳の歳月の高みにて」より )


若さとは人生のある時期のことではなく、心のあり方のことだ。

若くあるためには、強い意志力と、優れた構成力と、

激しい情熱が必要であり、小心さを圧倒する勇気と、

易きにつこうとする心を叱咤する冒険への希求がなければならない。

人は歳月を重ねたから老いるのではない。

理想を失うときに老いるのである。



意外にも、図書館の中は多くの人。

「読む」というより 本に「囲まれる環境」


子どもにとって「楽しい場所」であって欲しい。


2023年5月22日月曜日

高石垣


 






伊賀上野城・石垣





唯の石垣ではない。

わざわざ「高石垣」と呼ぶ。


伊賀上野といえば「伊賀忍者」が有名だが、

温泉の泉質が「とろとろ」なので温泉を利用するために

来ることが多い。


たまには、地域を観光してみよう、ということで

まずは歴史の舞台「城」へ。


城は昭和に再建されたものだが、

この石垣は藤堂高虎がめぐらしたという。

高さ30メートルは、大阪城と高さを争そう。


高く、力強く素朴な石積。

重機も無かった頃に、これだけのものを

築いた英知にはいつも驚かされる。


2023年5月18日木曜日

山側

 











神戸で方角が分からなくなっても大丈夫、

山が見える方が「北」と教えてもらった。



このホテルは「海側」と「「山側」が選べる。

迷わず「山側」を選ぶ。


神戸100万ドルの夜景が遠景に見える。

この風景が気に入ってよく利用していたが

コロナ禍のせいですっかりサービス悪くなってしまった。

サービスの質が低下したまま。


しばらくは利用しないことに・・・

気に入っていたのに、とても残念。


コロナ後、サービスを戻したところも多い。

この違いは、何だろか?


トップの考え方…なのか・・・


2023年5月15日月曜日

淡雪


 









「白い苺」ができたという話は、もう10年以上前に聞いた。

「淡雪」はブランド名。


以前2、3個デザートにあしらわれて、食べたことがあった。

やっぱり、苺は赤がいいなぁ~と・・・


奈良・平群の道の駅で大量に販売されていて

つい買ってしまった。


甘い!おいしい!


でも、、、やっぱり赤がいい!

苺を食べた気がしない。




2023年5月14日日曜日

信貴山


 




ホテルの窓から

中腹に信貴山寺




朝から雨模様だった。


気晴らしにホテルに泊まることに。

急いで検索して、見つけたのが信貴山寺への参道にあるホテル。

寺には、歩いても参れる場所にある。


窓からも拝めそう・・・


そもそも、信貴山は毘沙門天王が日本で最初に

ご出現になった霊地で

毘沙門天王信仰の総本山だそう。


「信貴山寺」と呼んでいたが「朝護孫子寺」が正式。

朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所ということらしい。

妙な略語に思えるが・・・


聖徳太子とは「寅」繋がり。

「世界一福寅」がある。


由緒正しい寺を臨む部屋で、ゆっくりできたことは確かだ。


2023年5月13日土曜日

和蘭石竹(おらんだせきちく)

 










和名・和蘭石竹は、カーネーションのこと。

「母の日」の定番。

ご多分に漏れず、届いた。

好きな色を知っている。


今年は春の気温が高く、

生産者は開花調整が大変だったらしい。


カーネーションが日本に入ってきたのは江戸時代初期頃。

当時の貿易相手国であったオランダから持ち込まれたので

和名に「和蘭」と付く。



古い歴史を持つ花で、古代ギリシャ時代にはすで

栽培されていたらしい。



かわいいお花、送ってくれてありがとう。



2023年5月8日月曜日

立夏














「夏が立つ=夏の兆しが見え始める時期」

立夏の頃は「夏」の始め、とても過ごしやすい時期。 

今朝は、昨夜の雨が熱を冷ましてくれたのか、

かなりひんやりとていた。


家から歩いて10分。


竹林の中は清々しい空気に満ちている。


    原色に だんだん近く 夏に入る    稲畑汀子



2023年5月6日土曜日

別荘










 別荘のテラスからの風景。

残念なことに、我が家の別荘ではない。


大山崎山荘美術館の2階テラスのカフェからの眺め。


大阪船場の富商加賀商店の長男として生まれた加賀正太郎が

ウィンザー城からの眺めに似た情景が望めるとして

この地を選び、贅沢な別荘を建てたとのこと。


彼の死後、紆余曲折、今はアサヒビールが所有。

美術館として、1000点以上の美術工芸品を所有する。


テラスからの風景は、順路組み込まれていて

カフェを利用しなくても眺められる。


ここだけは、この景色とカフェが主役。

天気の良い暇なときは、美術館の展示の内容にかかわらず訪れたくなる。

ついでに、絵画など鑑賞しようかと思う。


庭も広くてお薦め。


安藤忠雄の美術館とモネの蓮の作品も有名。


 

2023年5月5日金曜日










最近は、お料理の味だけではなく、見せ方にも気を配るシェフが多い。

オリジナルの器を作ることもあるときく。


ネットでの評価が良かったレストランで、ランチを頂くことに。


始めの一品。

小石を敷き詰めた皿?

「皿」という解釈すら間違っているかも?


何事にも拘りを持ってはいけないと

日頃から心がけているが・・・


やはり・・・

口に入れるものは、少し気を配ったほうがいいのかも。

少し、頭が固いかな?


ただ、このお店、他の料理はいたって普通の器で

とても美味しい料理だった。


料理はクリエイティブなものだと改めて感じた。




2023年5月3日水曜日

躑躅(つつじ)

 







京都・三室戸寺




ゴールデンウイーク中。

どこも凄い人出が予想されている。


出かける予定はなかったが、あまりにも良い天気なので

近くへ躑躅を見に行った。



今年はなにもかも早い。終わってしまったところが半分程度。

だが、まだまだきれい。


5月は皐月。

5月に咲いているから、つい「さつき」と言ってしまう。


躑躅と皐月、花がよく似ていて区別がつきにくい。

違いは咲く時期、とのこと。

躑躅より1か月ほど遅く咲くのが皐月。


はっきり違うのが、雄蕊の数。

躑躅 5本以上

皐月 5本

これは解りやすい。


それにしても「躑躅」とは難しい漢字を当てたものだ。

日本の躊躇(ちゅうちょ)と同意語。


「羊がレンゲツツジを食べようとしたが、毒があるためためらった」

この様子を、花の名前にしたとは・・・







2023年5月1日月曜日

 






ルビーレッド




中身が赤いキウイフルーツが

時々行く大型スーパーに売られていた。

「ルビーレッド」という名前も赤がかなり強調されたネーミング。


これは、最も甘い種類のキウイ!


日本では、見たことがなかったが時期が限られているので

気が付かなかったのかもしれない。


最近知ったがキウイも「皮」が食べられる。

皮ごと食べることで、食物繊維は剥いて食べるより約2倍摂取でき、

葉酸は34%、ビタミンEは32%多く摂取でき、

ポリフェノールにいたっては全体の30%が皮にあるという。


多くの野菜のように「皮」を捨てるなんて「もったいない」の極み。



今回は皮ごとに挑戦しようと頑張ってみたが・・・

一口で諦め、いつものようにスプーンでいただく。


やっぱり好きな物は、美味しく食べたいものね。




劇場

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