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2024年4月8日月曜日

芳香水


 






芳香水のしずく





小さな 古い町家レストラン「synergy(相乗効果)」

食事の前に出された一品。


小さなグラスに薔薇の花びらが一枚。


薔薇の蒸留水。


メニューには『芳香水のしずく』とある。

香りだけ楽しむも良し、飲んでも良し。


初めての訪問だが、

こんな始まりをするレストランは期待が膨らむ。


味は香りだから。


期待通り、はじめから終わりまで「香り」にこだわった

眼にも舌にもすてきな時間。







2024年3月16日土曜日

虞美人草(ぐびじんそう)

 














通りがかった駐車場に自生していた。


もしかして、違法のケシ?と思ったが調べてみると

ひなげし。 虞美人草ともいわれる。

繁殖力が強く自生群生するらしい。


「ひなげし」と聞けば 

♪ おかの上~ひなげしの花が~~~♪ と口ずさむ世代。


小説では  「虞美人草」夏目漱石  を思い出す。

------愛嬌というのはね、

      自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ----------

小説の中に出てくる名言の一つ。


「男は度胸、女は愛嬌」なんてことわざはフェミニストには

不評かも知れない。

愛嬌に、男も女も関係ない。

「武器」とは思ったことはないが、愛嬌のある人は得かもしれない。




2023年12月10日日曜日

規格外

 








京都市・三井ガーデンホテル新町別邸




ランチに出かけたホテルの玄関。

元・町屋を改造したらしく、町家の雰囲気が残る。


この手水鉢のその名残だろう。

コロナ中、神社仏閣の手水が花で埋め尽くされた

「花手水」が多く見られたが

ここは、規格外の花の積極利用のためらしい。


花も、茎が短く折れてしまったものや

花が小ぶりなものもあるだろう。

それを「フラワーエール」というプロジェクトにしている。


最近は、野菜が高騰して「規格外」として

曲がった胡瓜や傷の入ったトマトなどスーパーで見かけた。


「規格外」そもそも「規格」とは何のためか?

見なおしてもよい「規格」も多い。


2023年12月7日木曜日

大雪(たいせつ)

 






宇治市植物公園





大雪---山の峰々に本格的に雪が降り積もる頃を表す節気

と、いうのに紅葉真っ盛り。

しかも、歩いていると日差しも温かく暑いくらい。

平日のせいか入園者は少ない。


わざわざ、名所に行かなくても十分

紅葉狩りを楽しめた。


今年はかなりの暖冬の予報。

寒がりの私は、ちょっと嬉しい。


とはいえ、異常かも・・・





2023年11月6日月曜日

実生(みしょう)

 












椿は日本に古くから自生する固有種で

「万葉集」にも9首の記載がある。


    吾妹子(わぎもこ)を はやみ濱風(はまかぜ)  大和なる

    吾(わ)を待つ椿(つばき)  吹かざるなゆめ


万葉の時代の人々もなかなか情熱的である。


椿の種を拾った。

実生(みしょう)とは、

種から植物を育てること。


発芽率は悪いらしいが植えてみよう。

種を植えると発芽までのわくわくが好き。


椿は忘れたころに芽がでるらしい。


2023年11月1日水曜日

霜月


 








コスモス園に行って、摘み取りをしたものを

お土産にもらった。


もう霜月なのに・・・

コスモスが満開だったそうで。

玄関が秋色一色。


今日も昼間は20度を超えて真夏日に近かった。

本当に異常気象。

晩秋なのに初秋だ。


コスモスは、量が多いと花瓶に挿すだけでとても良い感じ。

コスモスは結構日持ちして長く楽しめるので楽しみ。





2023年10月31日火曜日

冬支度

 












近所の街路樹。


今年も強剪定が終わった。

住宅地なので落ち葉の苦情が多いと聞く。


それにしても・・・

毎年、枯れてしまわないかと心配になる。

切り口になんの処置もしていないし・・・


でもここに住んで30年近くになるが

ちゃんと春には新芽を出してくれる。


また春に会おうね。


2023年10月21日土曜日

迎花


 











お客様が来るので花を買いに行った。

玄関を華やかにしてお迎えしたい。


切り花を買うつもりだったが・・・・・


大好きなシクラメンを見るともうダメだ。

結局、切り花の代りに迎花の役を担ってもらう。


今年は夏に、庭で越夏していたシクラメンを多く枯らしてしまった。

とても寂しかったことに気が付く。

2023年10月19日木曜日

美食家

 











10日程前に買った小菊の上にバッタ。

オンブバッタかな。


菊を愛でる風流なバッタではない!

菊をバリバリ食べる。


最近は食用花も多く流通している。

中国では、古来より菊を長寿の植物の象徴とし、

漢方でも活用されていて歴史は古い。


日本でも、お刺身に菊の花を添えるのは見た目のためだけではなく、

菊の解毒作用や殺菌作用といった効能があるから。


私は、食べず残してしまうが、もったいないことをしているらしい。

菊に含まれているクロロゲン酸は、ガン予防の効能、

また、抗酸化作用があり、細胞の変質を防ぎ

カラダを若々しく正常に保つという素晴らしい効果がある。


知ってか知らずか、菊をバリバリ食べるバッタは美食家かもね。


ただ・・・私は迷惑している。






2023年10月15日日曜日

素材


 




心斎橋・アミチェ





素材をどう活かすかが、シェフの腕の見せ所。


最終形の料理が美味しければそれでいい。


あまり、材料を見たいとは思わないが、

この野菜一杯のお盆を持って

シェフ自ら、わざわざ客席まで来て、

説明してくれた。



それだけ、食材にも思い入れがあるのだろう。

さずがに、お料理は美味しかった。満足。




2023年10月13日金曜日

藤袴(ふじばかま)


 






宇治市 植物公園





秋に咲く素朴な花。

秋の七種。「お好きな服は」と思えると良いと聞いた。

ミナエシ(女郎花)

スキ(芒)

キョウ(桔梗)

デシコ(撫子)

ジバカマ(藤袴)

ズ(葛)

ギ(萩)




写真の蝶は残念ながら藤袴といえば
「アサギマダラ」という蝶が有名だが

写真はツマクロヒョウモン。


強い誘蜜効果があるため、蝶を集めている。


2023年10月8日日曜日

寒露(かんろ)

 










寒い露と書いて「草木に冷たい露が降りる時期」

寒露である。二十四節気のひとつ。


猛暑だった今年も、さすがに朝夕は気温が下がってきた。

とはいえ「寒」を使うほどの気分ではない。


寒露をさらに3つに分ける。

初候 鴻雁来(こうがんきたる)

次候 菊花開(きくのはなひらく)

末候 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)


夏の間、園芸屋さんにも花が少なかった。

やっと菊の鉢植を見つけた。


そして布団を厚いものに交換した。

少しづつ季節は、冬へと向かっている。


2023年7月7日金曜日

七夕

 








七夕は雨の日が多いような気がする。

いつもよりちょっぴり天気が気なる。

旧暦ならともかく7月は梅雨の真っ最中。

星空を見上げ、一組の伝説の男女が会えるか?会えないか?


今夜は雨。


そもそも、中国での行事であったが奈良時代に日本に伝わり

奈良・平安時代の貴族たちの間で「芸事の上達」を願う宮中行事となる。

庶民の間にも広まったのは江戸時代からとのこと。


いろんな行事や伝説が合体して「七夕祭」となっているのも

日本人らしい。


牽牛は織女に会うとき花束を渡したか?

今どきの男性は「38%の女性が贈ったことがある」と回答。


貰うならやっぱり薔薇がいい。




2023年7月1日土曜日

青梅雨(あおつゆ)

 











木々の緑が一番きれいに見える時かもしれない。


最近知った、素敵な言葉「青梅雨」

新緑に降り注ぐ梅雨時期の雨のこと。


今日は、梅雨らしく、しとしと雨が朝から降っていた。


新緑から少し落ち着きながらも、まだ色の幅が多く色が豊富。


空気中と葉の上の埃や塵がすっかり洗い流され

本来の緑がすっきりと見える。


2023年6月25日日曜日

桃栗三年

 








滋賀・高島市





今が花の最盛期。

大木に育つので山がちが所をドライブしていると目に付く。

個性的な花。


雌、雄同株で長い雄花の花穂の下に短い雌花 がつく。


用が済んだ長い雄花が木の下に多く落ちていた。

秋には雌花が育ってイガ栗が実る。


栗のイガのイメージとは違い過ぎる花。


独特の青臭い匂いを放つらしいが、残念なことに

そんなに感じなかった。


むせかへる花栗の香を蝶くぐる   前田普羅









2023年6月21日水曜日

極大

 








大阪・泉佐野 産





ふるさと納税で、いただいた返礼品・泉州玉葱。


1箱10キロ入り。

中には650gを越える、大きなものが4、5個ある。


泉佐野市といえば、ふるさと納税で過度な返礼品を贈ったとして

国と裁判をして勝訴した市。


以後、ふるさと納税の制度は少し変わったが、

庶民のささやかな楽しみは変わらない。



2023年6月7日水曜日

平家物語

 






京都・一休寺・境内





「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、

沙羅双樹の花の色、

盛者必衰の理をあらわす」 ----平家物語 <冒頭>


日本で夏椿のことを沙羅の木と呼んでいる。

本場の沙羅の樹は育たないとのこと。


お釈迦様がなくなったとき、

そのそばに沙羅双樹が植えられていたことに由来しているせいか

お寺に植えられていることが多い。


夏に、暑さを忘れさせてくれる涼し気な白い花。

好きな花だ。


沙羅の木は仏教の三大聖木の中の一つ

三大聖木は

「無憂樹(ムユウジュ)」

「菩提樹」

「沙羅」


無憂樹は見たことが無い。

「憂いが無い」とは仏教的な名前。

探してみると、春に京都府立植物園で見られるそうだ。


















2023年5月29日月曜日

七草

 










近くの老舗の外庭。

何度も見た。

やっぱり「萩」


萩は秋の七草のひとつ。

「萩」とは、草冠に秋と書く。


秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり)

 かき数ふれば 七種(ななくさ)の花   

(山上憶良 万葉集  一五三七 巻八)


萩は、万葉集に最も多く読まれているという。


今年は何でも早く咲くと話題になっているが・・・

少し早すぎでは?

もう何度も「夏日」があったからかな。

萩も季節を間違えるよね。


やっと今日、梅雨入りしたばかりだ。

これも例年よりも早い!




2023年5月13日土曜日

和蘭石竹(おらんだせきちく)

 










和名・和蘭石竹は、カーネーションのこと。

「母の日」の定番。

ご多分に漏れず、届いた。

好きな色を知っている。


今年は春の気温が高く、

生産者は開花調整が大変だったらしい。


カーネーションが日本に入ってきたのは江戸時代初期頃。

当時の貿易相手国であったオランダから持ち込まれたので

和名に「和蘭」と付く。



古い歴史を持つ花で、古代ギリシャ時代にはすで

栽培されていたらしい。



かわいいお花、送ってくれてありがとう。



2023年5月8日月曜日

立夏














「夏が立つ=夏の兆しが見え始める時期」

立夏の頃は「夏」の始め、とても過ごしやすい時期。 

今朝は、昨夜の雨が熱を冷ましてくれたのか、

かなりひんやりとていた。


家から歩いて10分。


竹林の中は清々しい空気に満ちている。


    原色に だんだん近く 夏に入る    稲畑汀子



劇場

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