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2021年7月30日金曜日

外見

 「人は見かけによらない」

メロンは、見かけも大事だ。

きれいな網目の模様は、メロン農家の人が手間をかけて育てた証。

値段も左右するときく。

温度管理と水管理を徹底して行うということは、当然、味にも影響がある。

人は年を重ねるほど、外見が衰えるが、中身の味は・・・円熟味を増すと願いたい。





2021年7月29日木曜日

酢橘

「人は見た目が9割 」という著書が話題になったが

「料理は匂いが8割」と思っている。

本当は9割といいたいところだが、味覚・視覚・触覚・聴覚も大事。

香りは味。

スダチの香りは、確実に料理の腕を数段あげてくれる。




2021年7月28日水曜日

装置

 建物そのものがオブジェのような小さな美術館。

自由に、イメージを膨らませる「装置」としての建物と作品。

時々ある、旅先でのこんな出会いは楽しい。







高松塩江美術館

作品:中井弘二郎氏


2021年7月27日火曜日

蝉時雨

 いと低き 幹にも蝉や 蝉時雨   富安風生

「蝉時雨」 美しい日本語だと感じる。

木にいる蝉の姿はほんのわずかな間。

目に触れない、地中での期間がとても長い。

知っているようで、それはほんの一部にしか過ぎない。

ほんの少ししか知らないのに、多くを知っていると勘違いすることの

愚かさ 恐ろしさ。



2021年7月25日日曜日

空蝉

 今しがた 此世に出し 蝉の鳴   一茶

セミの幼虫は土の中で7年を過ごし、地上に出てくるとわずか7日ほどで死ぬ……と、聞いた覚えがある。

しかし、実際に土の中での期間は、ツクツクボウシで1〜2年、アブラゼミで3〜4年、

クマゼミで4〜5年位らしい。さらに地上でも1週間よりも長く生きているという。

身近な昆虫なのに謎が多い。

何はともあれ、今日がその日だ。





2021年7月23日金曜日

大暑

 猛暑、酷暑、極暑---「夏が好き」とは言えなくなりそうな暑さ。

でも、西瓜がふんだんに食べられるという理由だけでも「夏が好き」

やっぱり赤。

カロテンとリコピンという色素が大量に含まれていて夏バテにもいい。

緑と黒の縞模様の皮。赤の果肉と種の黒、縁の白。

濃い緑の外皮から想像しにくい中の赤。

種のために仕組まれた業か。



2021年7月22日木曜日

精霊飛蝗

精霊飛蝗(ショウリョウバッタ)、名の由来は、盂蘭盆(うらぼん/精霊祭り)の頃に見かけることから。

葉っぱを食べる害虫ともいえる。

被害にあった撫子には申し訳ないけれど、もう少し育てあげてね。







2021年7月21日水曜日

篝火花(かがりびばな)

 連日の猛暑の中、篝火花=シクラメンが咲いた。

我が家の庭の環境になじんで毎年春先に花を咲かせてくれる。

今年は、花が少なかったと思っていたら・・・

咲きたいときに咲けばいい。

あまり一般的ではないが「かがりびばな」は大好きなシクラメンの別名。

素敵な命名センスと思っていたら、植物学者の牧野富太郎博士のものだった。

実はもうひとつ「豚の饅頭」(ぶたのまんじゅう)というものあると知った。

これは球根に注目した命名。確かに球根は饅頭。

命名は、東京大学の大久保三郎博士。

西洋では「豚のパン」と言われていたようなので学者らしい命名。


同じモノなのに、どこを見るかによって全く違うイメージをもつ。

人間も、どこを見るのか、「評価」なんて一面的なことが多い。

他人の評価なんてとるに足らない・・・とは思ってみても、

気になるもの人間だからか・・・




2021年7月20日火曜日

秘境

すっかり観光化されたものだけど、かずら橋を渡ってみると少しだけ昔が偲ばれる。

平家の落人伝説は各地に残っている。滅びた者たちへの優しさからか?

意外とカズラが太いが、昔はどうだったのだろう?

敵が来ると切り落としたというくらいだから、もっともっとか細いものだったかもしれない。








祖谷

2021年7月19日月曜日

安寧

どこもかしこも緑。

川の流れも緑。

ふと時間が止まるような感覚。

自然の色というのは、人間の遺伝子レベルに刻み込まれている情報なのだろうか?

安寧な時間。








祖谷渓谷

2021年7月18日日曜日

 蓮は植物のなかでも、もっとも古いもののひとつ

およそ1億4000万年前に、すでに地球上に存在していたといわれている。

大賀一郎さんという植物学者、縄文時代の種を発芽させた大賀ハスで有名。

出身地が同じ岡山で子どもの頃から知っている。

後楽園で見た記憶が蘇る。

生産地 日本で3位鳴門市の蓮畑。圧巻。



2021年7月16日金曜日

蓮根

2枚の笹の葉で包み込んだお菓子。

ほんのりと香る清々しい香りを楽しむだけでなく、防腐作用も兼ねたもの。

蓮根のでんぷんの蓮粉を使ってある大好物の和菓子。

つるんと”夏”をいただく。








西湖 和久傳

2021年7月15日木曜日

八十八

 八十八とかいて米。

2013年以降、パンへの支出が上回る状態が続いている。

皮肉にも、13年に「和食」は(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。

青田は美しい。我が家は米派。




2021年7月14日水曜日

無心

3歳の子が無心で粘土の塊をひたすら削って作った陶芸作品に、無心に咲いた花を生ける。

作為が感じられないモノは人の心を動かす。




 

2021年7月13日火曜日

2021年7月12日月曜日

五感

「ガストロノミー=美食学」という概念を

初めて体験した店のアミューズ。


ここでの食事は、五感が蠢く瞬間がある。

いつも楽しくて美味。



2021年7月11日日曜日

薫衣草(くぬえそう)

 薫衣草とはラベンダーの和名。

「時をかける少女」では、ラベンダーの香りをかいで、意識を失ってしまう主人公。

小説を読んだ当時は、まだ一般的ではなかった香り。

いったいどんな香りなんだろう?と気になった。

今では香りの女王と呼ばれる。

因みに香りの王様は「ジャスミン」納得。




ラベンダーパーク多可

2021年7月9日金曜日

梅雨

梅雨の頃は青い花が似合う。

紫と黄、色彩学的には補色。

黄色がとても目立ってきれい。

「ミツバチは黄色が好き」種を残すための花のエネルギー。



2021年7月8日木曜日

胡瓜

鉾巡行は今年も中止。商店街は提灯飾りと祇園囃子で雰囲気はたっぷり。

八坂神社の御神紋。

「五瓜に唐花(ごかにからはな)」で、胡瓜を輪切りにした時の断面の模様に似ているといわれる。

それゆえ、氏子の人たちは祇園祭が行われる一月の間、胡瓜を食べない慣わしがある。



2021年7月7日水曜日

七夕

 雨の七夕

七夕に素麺を食べるのは、中国が起源。

我が家は子どもの頃から、ずっとこの小豆島の素麺。

日本三大素麺のひとつ。

因みに、7月7日は「そうめんの日」



2021年7月6日火曜日

朝顔

 宿根朝顔。

早朝の楽しみ。

遣唐使が薬用として持ち帰ったといわれる朝顔。

『見るもよし 

見ざるもよし

されど我は咲くなり』 -実篤-



2021年7月5日月曜日

唐板(からいた)

薄い、軽い、ほの甘い。

歴史も一緒に味わう。

遣唐使が伝えた味。

疫病除けのご利益。



2021年7月4日日曜日

祇園祭

 ”蘇民将来子孫也”

7月の京都は祇園祭

夕食をとった和食店の八寸にあった飾りつけをいただいて帰った。




芳香水

  芳香水のしずく 小さな 古い町家レストラン 「synergy(相乗効果)」 食事の前に出された一品。 小さなグラスに薔薇の花びらが一枚。 薔薇の蒸留水。 メニューには『 芳香水のしずく』とある。 香りだけ楽しむも良し、飲んでも良し。 初めての訪問だが、 こんな始まりをするレス...