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2021年8月16日月曜日

盂蘭盆会

お盆の日、たまたま奈良で昼食。

蓮の葉を器に、鬼灯をあしらってある。まず、目で味わう。


出身の地方では、8月13日~15日の3日間だったので

京都の1日多い、13日~16日までには戸惑うことが多かった。


16日、京都は五山の送り火。

お盆に現世に帰ってきた先祖の霊「オショライさん」を、再びあの世へと送る行事。

いつから始まったかなどの詳しい記録は残っていないそうだが、現在も保存会により引き継がれている。

残念ながら、今年も規模を大幅に縮小される。


地元の人の中には「大文字焼き」という呼び方を嫌悪する方も多いので注意。








「和 やまむら」八寸

2021年8月15日日曜日

無花果

 子どもの頃住んでいた家の前に大きな無花果の木があった。

よく食べた思い出がある。

いまでも、大好き。懐かしくて、食べたくなる。


旧約聖書にも出てくるところを見るとかなり古くから食べていたものだろう。

栄養素の多さから「不老長寿の果物」と呼ばれることもあるほど。

漢字で「無花果」確かに花がないようにみえる。

実際は、イチジクの果実はその内側あって、つまり、花を食べている。

外から見えてないだけ。


本当の価値は、外からは簡単にわからないことが多い。


城陽市は京都一の産地。

これから最盛期を迎える。




2021年8月14日土曜日

沢蟹

 孫の置き土産。

子どもにとって川は危険が多い。ライフジャケットが必須。

岩をひっくり返す。蟹がいる。

魚を取る。

楽しい思い出になるといい。

清流に生きる蟹を飼うには、水の管理がポイント。


今度、孫に会うまで元気でいてほしいな。



2021年8月13日金曜日

屁糞葛

名を へくそかずらとぞいふ 花盛り   高浜虚子


夏の雑草、どこにでもあるので誰でも見たことがあるはず。

でもこんな酷い名前とは知る人は少ないかも。


葉をもむと臭い、これが名前の由来としても・・・

「屁糞」と名づけるとは、気の毒だ。

漢字で書くとより凄まじい。

しかし、いいこともある。一度聞くと忘れない。


しかも、古くは万葉集に「クソカズラ」として詠まれている。

 皀莢(かわらふじ)に 延(は)ひおほとれる 屎葛(くそかづら)

     絶ゆることなく 宮仕へせむ   (高宮王/巻16-3855)


名前はともかく、花は小さくて可憐。

なんとか、花からの付いた名前「灸花」(やいとばな)

灸・・・まだマシかな。



2021年8月12日木曜日

花火

  線香花火 じゅじゅじゅじゅじゅじゅと 牡丹より   高澤良一


残っていた、昨年の線香花火。

子どもたちには、人気がない。

燃え方は4段階あって、それぞれに植物の名前。

牡丹→松葉→柳→菊 

始めに「蕾」をいれて5段階に数える方が好き。

人生に例えるとも・・・儚い・・・

儚いからいい。



2021年8月11日水曜日

作られた森。

 今までに56種3万本の植樹がされた。

慈雨の中の静寂。 



和久傳ノ森

2021年8月9日月曜日

黒 

森の中の小さな美術館。

雨に濡れた緑が美しい。

世界的な有名な建築家の作品。

黒一色の外壁、この作品は・・・違和感が否めない。

自然に、逆らっている。

いっそ、いつものコンクリート打ちっぱなしの方が良い。









森の中の家 安野光雅館

2021年8月8日日曜日

女王

トロピカルフルーツの女王といわれるマンゴー。

日本では、1980年代に入ってからハウス栽培の導入により、ようやく安定して果実をつける。

近所のスーパーで見るようになったのはここ10年くらいか。

頂き物を満喫。

2021年8月6日金曜日

 お雑煮用に購入したゆり根。

美味しい。大好き。


8か月後、冷蔵庫の片隅で・・・


芽だけど花みたい。

今から、土の中に。

花で、また会おう。楽しみにしてる。





2021年8月5日木曜日

萼(がく)

 百合の花が好き。

すーっとした花の咲き方が美しい。

ずっと萼が無いからと思っていた。


ところが、萼はあった。

6枚の花びらと思っていたが、そのうち3枚が萼。

確かに、よく見ると外側3枚と内側の3枚と形が違う。


となると、チューリップ!  きっと・・・



2021年8月4日水曜日

雄蕊

 百合は、夏の切り花としては重宝する。

雄蕊だけは、花が開くや否や摘出してしまう。

花粉が、指や服はもちろん、壁、床についてもなかなか取れない。

それだけではなく、受粉すると花としての目的を果たしたということになり

早くに枯れてしまう。

人間の勝手な言い分でしかない。

雄蕊を取り去られた花は、どこか締まりの無い間の抜けたデザインとなる。

ありのままの自然のほうが素敵に決まっている。

取ってしまうなんて、ごめんなさい。



2021年8月3日火曜日

笑顔

 1か月遅れの誕生日会。みんなありがとう。

絵顔の苺たち!


泣くのは人間のみだが、笑うのも人間のみ。 

成人女性の笑顔の回数は、1日で平均約14回とか。

笑顔の効果は色々と解っている。


笑顔の多い1日となった。


2021年8月2日月曜日

紙細工

 ルエリア・サザンスターは、真夏でも次々と花を咲かせてくれる。

透明感のある花は、薄い紙細工のようで暑い夏に涼し気な風情。

夕方には散ってしまう一日花。

花の儚さからは想像もつかない強靭な繁殖力。

それゆえ時には厄介者扱いされる時も。

置かれる環境によって大きく運命を分ける。

人にも当てはまる。嘆いても仕方ない。その場で生きる。



2021年7月30日金曜日

外見

 「人は見かけによらない」

メロンは、見かけも大事だ。

きれいな網目の模様は、メロン農家の人が手間をかけて育てた証。

値段も左右するときく。

温度管理と水管理を徹底して行うということは、当然、味にも影響がある。

人は年を重ねるほど、外見が衰えるが、中身の味は・・・円熟味を増すと願いたい。





2021年7月29日木曜日

酢橘

「人は見た目が9割 」という著書が話題になったが

「料理は匂いが8割」と思っている。

本当は9割といいたいところだが、味覚・視覚・触覚・聴覚も大事。

香りは味。

スダチの香りは、確実に料理の腕を数段あげてくれる。




2021年7月28日水曜日

装置

 建物そのものがオブジェのような小さな美術館。

自由に、イメージを膨らませる「装置」としての建物と作品。

時々ある、旅先でのこんな出会いは楽しい。







高松塩江美術館

作品:中井弘二郎氏


2021年7月27日火曜日

蝉時雨

 いと低き 幹にも蝉や 蝉時雨   富安風生

「蝉時雨」 美しい日本語だと感じる。

木にいる蝉の姿はほんのわずかな間。

目に触れない、地中での期間がとても長い。

知っているようで、それはほんの一部にしか過ぎない。

ほんの少ししか知らないのに、多くを知っていると勘違いすることの

愚かさ 恐ろしさ。



2021年7月25日日曜日

空蝉

 今しがた 此世に出し 蝉の鳴   一茶

セミの幼虫は土の中で7年を過ごし、地上に出てくるとわずか7日ほどで死ぬ……と、聞いた覚えがある。

しかし、実際に土の中での期間は、ツクツクボウシで1〜2年、アブラゼミで3〜4年、

クマゼミで4〜5年位らしい。さらに地上でも1週間よりも長く生きているという。

身近な昆虫なのに謎が多い。

何はともあれ、今日がその日だ。





2021年7月23日金曜日

大暑

 猛暑、酷暑、極暑---「夏が好き」とは言えなくなりそうな暑さ。

でも、西瓜がふんだんに食べられるという理由だけでも「夏が好き」

やっぱり赤。

カロテンとリコピンという色素が大量に含まれていて夏バテにもいい。

緑と黒の縞模様の皮。赤の果肉と種の黒、縁の白。

濃い緑の外皮から想像しにくい中の赤。

種のために仕組まれた業か。



2021年7月22日木曜日

精霊飛蝗

精霊飛蝗(ショウリョウバッタ)、名の由来は、盂蘭盆(うらぼん/精霊祭り)の頃に見かけることから。

葉っぱを食べる害虫ともいえる。

被害にあった撫子には申し訳ないけれど、もう少し育てあげてね。







2021年7月21日水曜日

篝火花(かがりびばな)

 連日の猛暑の中、篝火花=シクラメンが咲いた。

我が家の庭の環境になじんで毎年春先に花を咲かせてくれる。

今年は、花が少なかったと思っていたら・・・

咲きたいときに咲けばいい。

あまり一般的ではないが「かがりびばな」は大好きなシクラメンの別名。

素敵な命名センスと思っていたら、植物学者の牧野富太郎博士のものだった。

実はもうひとつ「豚の饅頭」(ぶたのまんじゅう)というものあると知った。

これは球根に注目した命名。確かに球根は饅頭。

命名は、東京大学の大久保三郎博士。

西洋では「豚のパン」と言われていたようなので学者らしい命名。


同じモノなのに、どこを見るかによって全く違うイメージをもつ。

人間も、どこを見るのか、「評価」なんて一面的なことが多い。

他人の評価なんてとるに足らない・・・とは思ってみても、

気になるもの人間だからか・・・




2021年7月20日火曜日

秘境

すっかり観光化されたものだけど、かずら橋を渡ってみると少しだけ昔が偲ばれる。

平家の落人伝説は各地に残っている。滅びた者たちへの優しさからか?

意外とカズラが太いが、昔はどうだったのだろう?

敵が来ると切り落としたというくらいだから、もっともっとか細いものだったかもしれない。








祖谷

2021年7月19日月曜日

安寧

どこもかしこも緑。

川の流れも緑。

ふと時間が止まるような感覚。

自然の色というのは、人間の遺伝子レベルに刻み込まれている情報なのだろうか?

安寧な時間。








祖谷渓谷

2021年7月18日日曜日

 蓮は植物のなかでも、もっとも古いもののひとつ

およそ1億4000万年前に、すでに地球上に存在していたといわれている。

大賀一郎さんという植物学者、縄文時代の種を発芽させた大賀ハスで有名。

出身地が同じ岡山で子どもの頃から知っている。

後楽園で見た記憶が蘇る。

生産地 日本で3位鳴門市の蓮畑。圧巻。



2021年7月16日金曜日

蓮根

2枚の笹の葉で包み込んだお菓子。

ほんのりと香る清々しい香りを楽しむだけでなく、防腐作用も兼ねたもの。

蓮根のでんぷんの蓮粉を使ってある大好物の和菓子。

つるんと”夏”をいただく。








西湖 和久傳

2021年7月15日木曜日

八十八

 八十八とかいて米。

2013年以降、パンへの支出が上回る状態が続いている。

皮肉にも、13年に「和食」は(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。

青田は美しい。我が家は米派。




2021年7月14日水曜日

無心

3歳の子が無心で粘土の塊をひたすら削って作った陶芸作品に、無心に咲いた花を生ける。

作為が感じられないモノは人の心を動かす。




 

2021年7月13日火曜日

2021年7月12日月曜日

五感

「ガストロノミー=美食学」という概念を

初めて体験した店のアミューズ。


ここでの食事は、五感が蠢く瞬間がある。

いつも楽しくて美味。



2021年7月11日日曜日

薫衣草(くぬえそう)

 薫衣草とはラベンダーの和名。

「時をかける少女」では、ラベンダーの香りをかいで、意識を失ってしまう主人公。

小説を読んだ当時は、まだ一般的ではなかった香り。

いったいどんな香りなんだろう?と気になった。

今では香りの女王と呼ばれる。

因みに香りの王様は「ジャスミン」納得。




ラベンダーパーク多可

碓井豆のスープ 関西人の豆ごはん好きには驚く。 そして、かならず使われる豆は「碓井豆」(うすいまめ」 名前の由来は地名、大阪府羽曳野市碓井から、とのこと。 4月に入ってから、碓井豆を使った料理は何度か頂いたが、 今日はスープ。 ゴールデンウイークの前半はのんびり過ごす。 お気に入...