「紅玉」と聞いてもわからない人が増えただろう。
真っ赤で小ぶりでちょっと酸っぱい、リンゴの品種。
最近はスーパーで見かけられなくなってしまった。
意外なことに、アメリカ原産の品種で、現地では「ジョナサン」と呼ばれる。
ちょっと、イメージが違う。
日本には明治時代に導入。
祖母はお料理が好きで、得意な人だった。
紅玉がスーパーに並ぶ頃になると、よくアップルパイを焼いてくれた。
学校から帰るとすぐわかる。
甘酸っぱい何とも言えないいい香りが漂っている。
冬になるとアップルパイが食べたくなる。
買ってきたが、これは中身にリンゴとポテトが入っていた。失敗。
ぎっちり紅玉リンゴの詰まったパイがたべたいな。
祖母の思い出の味。ないものねだり。