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2023年6月30日金曜日

水無月

 










大雨の予報。雨を避けて開店早々からスーパーへ行く。


レジ付近の和菓子専門店に人だかり。

「なんだろう?」と近寄ってみると「水無月」

6月30日に食べる和菓子が飛ぶように売れていた。

ついつい、2つ購入。

水無月はういろうに小豆をのせて固めたお菓子。


元々室町時代、宮中で6月1日に氷を食べて

夏バテ予防を祈願する行事を

庶民が、氷に似たお菓子を食べることによって、

夏バテ予防をしたのが和菓子・水無月の始まりとか。

氷を模しているから白い外郎なのだが、

好きな抹茶味を買った。ちなみに黒糖味もある。


夏の間はよく見る和菓子で何時たべてもいいのだが

年のちょうど真ん中にあたる6月30日に食べるのが良いらしい。

蒸し暑くなる7月を前に厄払いをするという。


もう、今年も半分終わってしまった・・・

2023年6月27日火曜日

鳳凰

 








京都・平等院鳳凰堂





古くからの友人を案内するために平等院へ。


鳳凰堂は、10円玉に描かれているのは有名。


2004年に発行された現在の1万円札に鳳凰がデザインされている。

理由は公開されており、

「 人々に幸せや喜びをもたらすという伝説の鳥が、

お札になって世界中に流通すれば素敵だと思ったから」とのこと。


残念なことに、

2024年度上期をめどに発行される予定の一万円札は

渋沢栄一と東京駅駅舎に変更される。


2023年6月26日月曜日

紫宸殿

 






京都・紫宸殿




京都御苑の南に、ランチのレストランを決めた。

予約時間の前に行って、久しぶりに御苑を散歩しようと出かけた。


以前は予約制だった[御所]を予約なしに入って見学することができた。

私は2回目、家族は初めてだったので、とても喜んでいた。


緑豊富な苑内は、

シートを敷いて家族で過ごす人

木陰で本を読む人・・・ジョギングをする人・・・

もちろん 外国の人も多かった。


京都御所の建物の中で最も格式の高い正殿である紫宸殿。

現在の建物では明治,大正,昭和,三代の天皇の即位礼が行われた。


豪華さや派手さは、さほどないが

凛とした佇まい。


2023年6月19日月曜日

紫蘇

 








土井志ば漬本舗 自社農園




たまたま寄った有名なお漬物屋さんのレストランからの風景。

大原の山の緑・そして一面にひろがる紫蘇の紫が美しい。


お漬物は普段あまり食べないが「柴漬け」は好き。


「大原産・ちりめん赤しそ」を大手製薬会社の研究所が調べた結果、

大原産の赤しそが「最も原品種に近く、色・香り・味とも最高級」

と学会で論文発表されたとのこと。


7月が旬、もうスーパーには、抜かれた株のまま売られていた。









2023年5月8日月曜日

立夏














「夏が立つ=夏の兆しが見え始める時期」

立夏の頃は「夏」の始め、とても過ごしやすい時期。 

今朝は、昨夜の雨が熱を冷ましてくれたのか、

かなりひんやりとていた。


家から歩いて10分。


竹林の中は清々しい空気に満ちている。


    原色に だんだん近く 夏に入る    稲畑汀子



2023年5月6日土曜日

別荘










 別荘のテラスからの風景。

残念なことに、我が家の別荘ではない。


大山崎山荘美術館の2階テラスのカフェからの眺め。


大阪船場の富商加賀商店の長男として生まれた加賀正太郎が

ウィンザー城からの眺めに似た情景が望めるとして

この地を選び、贅沢な別荘を建てたとのこと。


彼の死後、紆余曲折、今はアサヒビールが所有。

美術館として、1000点以上の美術工芸品を所有する。


テラスからの風景は、順路組み込まれていて

カフェを利用しなくても眺められる。


ここだけは、この景色とカフェが主役。

天気の良い暇なときは、美術館の展示の内容にかかわらず訪れたくなる。

ついでに、絵画など鑑賞しようかと思う。


庭も広くてお薦め。


安藤忠雄の美術館とモネの蓮の作品も有名。


 

2023年5月5日金曜日










最近は、お料理の味だけではなく、見せ方にも気を配るシェフが多い。

オリジナルの器を作ることもあるときく。


ネットでの評価が良かったレストランで、ランチを頂くことに。


始めの一品。

小石を敷き詰めた皿?

「皿」という解釈すら間違っているかも?


何事にも拘りを持ってはいけないと

日頃から心がけているが・・・


やはり・・・

口に入れるものは、少し気を配ったほうがいいのかも。

少し、頭が固いかな?


ただ、このお店、他の料理はいたって普通の器で

とても美味しい料理だった。


料理はクリエイティブなものだと改めて感じた。




2023年5月3日水曜日

躑躅(つつじ)

 







京都・三室戸寺




ゴールデンウイーク中。

どこも凄い人出が予想されている。


出かける予定はなかったが、あまりにも良い天気なので

近くへ躑躅を見に行った。



今年はなにもかも早い。終わってしまったところが半分程度。

だが、まだまだきれい。


5月は皐月。

5月に咲いているから、つい「さつき」と言ってしまう。


躑躅と皐月、花がよく似ていて区別がつきにくい。

違いは咲く時期、とのこと。

躑躅より1か月ほど遅く咲くのが皐月。


はっきり違うのが、雄蕊の数。

躑躅 5本以上

皐月 5本

これは解りやすい。


それにしても「躑躅」とは難しい漢字を当てたものだ。

日本の躊躇(ちゅうちょ)と同意語。


「羊がレンゲツツジを食べようとしたが、毒があるためためらった」

この様子を、花の名前にしたとは・・・







2023年4月30日日曜日

一級河川

 




京都市を象徴する川。

鴨川は京都市内の南北を流れる約23キロメートルの長さの川。

上流では「賀茂川」と表記されるが同じ川。


四条大橋から眺めると、都会を流れる一級河川にしてはきれいな水。


岸辺に木組みの床を張り出し、

納涼を兼ねて料理を楽しむ「川床(かわゆか)」は、

京都の風物詩になっている。


明日から5月。

川床の準備が進められていた。


京都の奥座敷の貴船では「川床(かわどこ)」と読む。


2023年4月25日火曜日

大舞台

 






京都・東山清龍殿より




京都に住んでいても、また近くを何度も通っていても

行かない名所というものがある。


縁が無かったといことだ。


この日は天気がとても良かった。さほど暑くも無かった。

こんな条件が、今まで行っていなかった場所へ

導いてくれたのかも・・・・・


京都で「舞台」といえば「清水寺の舞台」

青龍殿の舞台は清水寺の約5倍。

大パノラマが広がっていて、なんと京都が一望できる。

これだけの範囲の広い京都市内を見渡せるところは他に無い。


絶景の穴場。


よくパンフレットを読んでいると、

「青龍殿」は、国宝「青不動」を祀るために

平成26年に建立されたものらしい。

比較的あたらしい名所。


古くからの名所は「将軍塚」


これは桓武天皇の時代のもの。

まさに、平安京の基のようなもの。







2023年4月22日土曜日

普茶(ふちゃ)


 








「普茶」とは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味。

京都・宇治市黄檗にある黄檗山萬福寺の中でも食べられる。

本宗の開祖隠元禅師が中国から伝えた精進料理。


久々に会う4人で頂いた。

時間が無かったので簡易版のお弁当にまとめられてもの。

味付けは薄く、出汁が効いている。


寺の中にあるのがいい。

禅宗では食事をいただく事も「修行」のうちのひとつだそうだ。










2023年4月11日火曜日

芳香

 






平等院 入口(無料エリア)




の花は垂れ下がる姿が美しい花。

ヤマフジは、日本固有種で房は短め。


藤棚の下に立つと、なんとも言えない良い香り。

こんなに良い香りがするなんて…予想外のこと。

ふんわりとし漂う甘い香り、控えだからこそ、

ずーと香りにつつまれていたい、

しばらく「立ち去りたくない」と思うくらい。


この藤棚は、紫と白、2色の藤を見られるのもいい。





2023年3月20日月曜日

杮(こけら)・柿(かき)

  





京都新聞

2023年3月20日 




朝、驚いた。

何が届いたのだろうと、思ったら[京都新聞]だった。


京都の春の風物詩ともいわれる祇園甲部「都をどり」

大規模改修工事を終えた祇園甲部歌舞練場、

杮落とし講演として「都をどり」が開催される、大広告だった。


紙面では「こけら落とし」と「こけら」を平仮名で表記してある。

恥ずかしいことに、漢字で書くなら「柿」(かき)だと思って

勝手に難読語だと思っていた。

実は、なんと違う漢字だった。活字だと違いが解り難い。

杮(こけら)は1本の縦棒が横棒を突き抜ける形で、

上から下までつながっている。

材木を削った木片。けずりくずのこと。

そのくずを落として完成とする。

だから「こけら落とし」とは、

新築の劇場や映画館で行われる最初の興行という言葉の意味になる。


何はともあれ、こんな一面広告の倍の大きさの広告を出すくらいの

凄い意気込みであるということだ。


2023年3月8日水曜日

大階段












京都市で20.9度と、多くの地点で今年1番の暖かさだったとのこと。


陽気に誘われて久しぶりに京都駅の大階段に出てみた。

2月末に、この大階段171段を使って駆け上がる大会が

コロナ禍後3年ぶりに開催されたとのニュースを見たせいかもしれない。


初代・京都駅が生まれた1877(明治10)年以来この駅舎で4代目。

1997(平成9)年開業。

吹き抜け構造のかなりユニークな空間構成。


設計主旨は「京都は歴史への門である」


平安京の頃、今の駅舎から南西に約1キロの場所に

正門・羅城門があった


2023年3月5日日曜日

至福

 





京都・三条・山平





大好きなものを食べる、至福の時間だ。


今日は「日×仏イノベーティブ懐石料理」のお店。


最近「イノベーティブフュージョン料理」という分類が

できているのに気が付いた。

「多国籍料理」や「無国籍料理」という意味で使われるようだ。


以前から、やれフレンチだ、イタリアンだと枠にはめるのは

無意味だと思っていた。

美味しい素材を、創意工夫でさらに美味しく!

ジャンル分けに意味はない。


大好きな蟹の漁も3月20日で終わり。

3月は別れの季節なのだ。



2023年2月26日日曜日

外郎(ういろう)










奈良でお昼に会席料理を頂いた。

とても正統派の和食のコース。

丁寧な出汁が効いていて、派手さはないが、箸が進む。


最後に出されたのが、抹茶と小豆入りの外郎。

もっちりと得独の歯ごたえで、甘さは控えめ。

梅柄の皿が季節感を盛り立てる。


「ういろう」は漢字では「外郎」。なかなか読めない。

何故、「外郎」と書くのか?

諸説あるが、日本に帰化した中国人の名前からつけられたというもの。

京都にあった外郎家が小田原に移転。

以後も外郎家として外郎と薬を販売している。


意外なことに京都との繋がりがあったようだ。


歌舞伎十八番のひとつで早口言葉のようなセリフが有名な

「外郎売」は、外郎薬。






2023年2月24日金曜日

棘(とげ)



京都・祇園で人気のフレンチレストラン。

用意されていたカトラリーレスト。


まるでオブジェのようにも見える。


柚の枝の、厄介者の棘の部分を切り落として

カトラリーレストとして再生させている


柚の枝には、柑橘類の中でも特に鋭く長く尖る棘がある。

作業や収穫の時には、服が引っかかるだけではなく、

大怪我につながる厄介なものだそうだ。


こんな気遣いのできるシェフの作る料理は

繊細な感性があちこちに施されていて

わくわくする時間を提供してくれる。


帰って来たばかりだけれど、すぐまた行きたくなる。



2023年2月23日木曜日

逆輸入

祝日の朝。

ニューヨークのブルックリンで日本人オーナーが展開する定食屋が、

日本へ逆輸入され、京都に出店している人気店とのことで行ってみた。


朝7時から開店、2日前に予約を入れた時には

すでに9時45からの時間しか空いてなかった。

朝ごはんには少々遅かった。


舞鶴からその日に仕入れた新鮮な魚がウリとのことだが・・・

少々期待が大きすぎた感がある。


しかし、ここのところ朝食の重要性、

脳や身体のエネルギー補給や生活リズムの調整、

太りにくい身体作りなどの大切な役割は

広く知られるようになった。

20代の朝食欠食率が大きいと、大学で朝食を始めるところも多いと聞く。


SNSのお陰だろうか、お客さんの8割が若い年代。




 


Lorimer Kyoto

一汁三菜 二魚





2023年2月13日月曜日

初午(はつうま)

 「午の日」といえば、稲荷社の祭礼と思っていたが、

たまたま訪れた大原・三千院でも

『初午 大根焚き(はつうま だいこんだき)』の

ご接待をうけた。


コロナ禍を経て、境内で頂く

あつあつでしっかり出汁のしみた大根は

身も心も温まる。


厳冬の大原の里では、1月末の雪がまだ、

ところどころ塊となって残っていた。


三千院といえば重要文化財、阿弥陀如来像の脇に控える

観音菩薩像・勢至(せいし)菩薩像(いずれも作者不明)の二仏の

座り方がいわゆる「正座」をされているのが特徴的。

平安時代の「国風文化」を表しているともいわれている。


今回の参拝でしっかり確認することができた。


洋間が増えた現代日本人は

「正座」ができない子どももいるとか。

畳と着物のの文化は廃れる一方。


嘆きつつも、歳を重ねると

膝を痛めて正座はきつい・・・という本音が出る。




2023年1月27日金曜日

魔滅(まめ)

初詣に行ったばかりと思っていたら、もう月末。

来週は節分。


鬼を 追い払う =魔を 滅する ことから 

「魔滅」という字が 当てられる ことがある 。


京都の鞍馬に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げにより

大豆を鬼の目に投げつけ、鬼を退治できたという話が残っており、

「魔の目(魔目)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅)」

これが豆まきの由来とか。


お気に入りの日本酒におまけの豆が付いていた!


本当に恐ろしいのは、自分の心の中の鬼。

豆を食べながら、心の中の鬼退治!






純米大吟醸「無窮」のおまけ






碓井豆のスープ 関西人の豆ごはん好きには驚く。 そして、かならず使われる豆は「碓井豆」(うすいまめ」 名前の由来は地名、大阪府羽曳野市碓井から、とのこと。 4月に入ってから、碓井豆を使った料理は何度か頂いたが、 今日はスープ。 ゴールデンウイークの前半はのんびり過ごす。 お気に入...