このブログを検索

2022年3月28日月曜日

夜桜

 








-----桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている----

 

と、梶井基次郎は書いている。


そんな文章を思い出させるような夜の枝垂桜。


奈良時代は中国から伝わった「花見」いえば梅。

早くも平安時代には、花見と言えば「桜」となったらしい。


今の花見のスタイルは江戸時代からという。


「桜は暑苦しいから嫌い」

こんなことを言った彼女は

生きづらさを感じていたのかもしれない。


当時は全く理解ができず、

距離を縮めることがきないままに疎遠になってしまった。


「桜」はふと過去を思い出させる。


2022年3月25日金曜日

春一番

「ジャケ買い」なんて死語かも・・・

「ジャケットから受ける印象を動機に(音楽を試聴することなく)

レコードやCDなどを購入すること。」(大辞林)

ジャケットどころか「レコード」がすでに死語だ。


しかし、最近は「ジャケット」の意味合いを、

書籍のカバーにまで広く捉え

「本をジャケ買いする」という使われ方も一般化しているらしい。


このお酒は、まさに「パッケージ買い」

「パケ買い」というらしい。

「春一番」が効いていた。

新潟のお酒。美味しいといいな!


「 春一番」と聞いて”キャンディーズ”を思い浮かべたら同世代。



2022年3月23日水曜日

鬱金香(うっこんこう)

 チューリップの漢字表記は「鬱金香(うっこんこう)」

香りが鬱金(ウコン)に似ていたからなんだそう。

あまり香りが無いような気がするが・・・

漢字表記にすると由来が解って面白い。


大好きな春の花。

庭の球根は、葉が10cmくらい出たばかりで

まだまだ蕾は見えない。


何も考えなくても、花瓶にドサッと入れるだけでも様になる。


昨日から寒波が戻ってきた。

関東では電力不足で初の「需給ひっ迫警報」


チューリップの周りはすっかり春。



2022年3月19日土曜日

上生菓子(じょうなまがし)

「生菓子」でもいい。

あえて「上」を付けよう。

上生菓子は和菓子の芸術作品。

おもてなしの心を表す。


今日のお菓子の

菓銘(かめい)は「菜の花」


6種類程あったが、先日見た渥美半島の

菜の花が脳裏をよぎったのか

すぐに決めた。


まさに季節を頂く。

抹茶茶碗は先日、母から渡されたもの。



2022年3月18日金曜日

酒粕

酒粕を頂いたので

甘酒を作った。

今日は朝からの雨で肌寒い。

体の温まる飲み物が恋しくなる。


甘酒は、最近、{飲む点滴}なんて言われて

1年中スーパーでもよく見るようになった。


板状の酒粕を「火鉢」の上で焼いて、

焼いた酒粕に白砂糖を薄く挟んで

そのまま食べる。

子どもの私が祖母と食べていた「おやつ」

酒粕に焼き網の網目がついて、香ばしかった。

お菓子が少なかった頃、美味しかった。


祖母は、子ども(たぶん4歳くらい)の私に

「酒粕」はあまり与えてはいけない、と思っていたのか、

「こっそり」内緒で食べる「おやつ」


とても美味しく感じたのは「内緒」だからかな?

鮮明に情景が蘇ってきた。








2022年3月15日火曜日

満開

満開の桜

3月に咲く河津桜

こんなところで会えるとは・・・


ソメイヨシノより、花が大きく色が濃い。

美しい

平凡な言葉しか出てこない。







渥美半島

2022年3月14日月曜日

国旗


 









「菜の花祭」

青い空と黄色い菜の花。


ウクライナの国旗と同じ配色。

青は「青空」・黄色は「麦」

とのこと。



日本が、自分のまわりが平和過ぎて、

遠いとおいところでの戦争・・・実感が無い。

何もできないもどかしさ・・・


でも、ウクライナのことは忘れていない。


どうぞ争いの無い世界に、との

願いは届くのか・・・



2022年3月10日木曜日

啓蟄

啓蟄を過ぎると急に暖かい。

冷たかった土の中から、

眠っていた虫が春の暖かさに気づき、出て来るのは3月6日頃。

今冬は寒かったので、土もさぞ冷たかっただろう。

開花も少し遅いように感じる。


今日は本当に暖かい春の日になった。

水仙がやっと咲いてくれた。


花名の「ティタティタ」は、

フランス語「Tete a tete」で「ないしょ話」を意味するそうで、

花の姿が、顔を寄せ合っておしゃべりをしている様子から

名付けられたのかも。


言葉を尽くしても、解決しない虚しさが付きまとう。


花は黙っていて、慰めてくれる。






2022年3月7日月曜日

養殖

前回は、東の志摩の牡蠣。

今回は、西の日生(ひなせ)の牡蠣。


冬の牡蠣は3月・4月が最も美味しいと聞く。


家族は「生」牡蠣が苦手だが、私は大好き。

でも一番美味しいのは、焼き牡蠣だと確信している。

焼くことで少し水分が抜けて、味が濃厚。


牡蠣の養殖筏が並ぶ景色を見るもの好き。

それにしてもすごい数!






日生から鹿久居島への橋から

2022年3月1日火曜日

弥生

 弥生三月

語源は草木の芽吹く「いやおい」から「やよい」となった説が有力

北国の人びとは、春を心待ちにするというが、

寒がりの私にとっても、春は待ち遠しい。


高浜虚子の孫にあたる稲畑汀子さんが亡くなった。

好きな俳句

  今日何も彼もなにもかも春らしく


「繰り返し」で春を感じる喜びがあふれているように感じる。


玄関に新しい花を飾って、春を呼び込む。







デンドロビューム

2022年2月28日月曜日

無計画

 休日の1日

あてもなく「東へ」と車を走らせる。

「美味しい珈琲飲みたい」

検索・・・

「美味しい牡蠣たべたい」

検索・・・

「いい景色見たい」

検索・・・

「海をみながらスイーツを食べたい」

検索・・・

「帰りに、松坂牛たべたい」

検索・・・と

行き当たりばったりの1日

でも満足の1日

スマホがあれば怖いものなし!?


と思ったら、あった。

QR決済のできない「現金のみ」の支払いのお店。





横山展望台より

英虞湾を望む

2022年2月24日木曜日

角(つの)

梅の便りを聞いて

名所、北野天満宮に行った。


今年の寒さが影響して開花は遅かった。


梅の写真を撮っているとき、

狛犬の「角」に気が付いた。


口を閉じて「角」のあるのが狛犬。

口を開けているのが獅子で角はない。


この組み合わせが出来たのは、平安時代の初めで

正しくは「獅子」と「狛犬」の組み合わせだった。


何度も見ている。

でも初めて気が付く、ということもある。







北野天満宮

三光門の前の狛犬


2022年2月22日火曜日

蝋燭(ろうそく)

ワクチン接種のために、会場である「京都タワー」に行った。


寺の多い街だけに蝋燭をモチーフに作られたと聞いた。

京都市内では最も高い建造物である131m

内部がすっかり変わっていて驚いた。

今日はあまりウロウロせずに帰ってきたがまた行ってみたい。


そろそろ注射跡が痛くなってきた。

今日、明日はゆっくり過ごそう。





2022年2月21日月曜日

行列

並んでまで、何かを求めることは

ほとんど無くなってしまった。


でも、このチーズケーキだけは、少しなら並んでも買いたい。

実際に並んだのは10分も無かった。


たまたま出かけた大型スーパーに

期間限定で出店していた。


嬉しい偶然の出会い。





りくろーおじさんの

チーズケーキ


2022年2月16日水曜日

再会

出身地の焼き物。備前焼。


岡山の人の家には必ず1個ある。

大阪のタコ焼き機と同じかな?


釉薬なし、焼き締めただけの素朴な器。

それだけに、味わいが深いともいわれるが・・・

残念ながら、好みではない。


この抹茶茶碗は、

40年数年ぶりに再会した。


偶然お世話になった人の息子さんの作品。

先日、母から譲りうけたら、

たまたまこの茶碗だった。


お世話になった方は、もう鬼籍に入られたが

モノは残る。


思い出も残る。














2022年2月15日火曜日

義理

 家族が「義理」を沢山いただいた。

バレンタインに義理チョコを贈るのは

日本独自の習慣なんだとか。


なにはともあれ、

下さった皆様、ありがとうございました。


「義理」とはわかっていても

ご機嫌な家族。


それを見ているだけでも楽しいね。



2022年2月13日日曜日

人格

時々、出された料理に、料理人の人格を感じることがある。


今日は、素晴らしいフランス料理のコースを頂くことができた。


コース料理を食べ進めていくうちに

「美味しい」だけではない、

出されるまでの料理人の「気」を感じるのだ。


それは、店に入った瞬間から、

料理にまつわるすべての空間で感じることができる。


こんなレストランに出会えた今日はとてもいい日だ。







デザートの一皿

2022年2月11日金曜日

春兆

立春を過ぎても寒いが続いていたが

朝から穏やかな日。

2月に入って一番気温が高い日。


ぶらぶら散歩に出かけた。


近所にある茶園。

茶葉が伸びる。



2022年2月9日水曜日

善哉(ぜんざい)

「善哉」という食べ物は

子どもの頃はもちろん、

つい最近まで

「食べたい」と思ったことは、ほとんど無かった。


ところが、還暦を過ぎた頃からは、とても好き。

嗜好が変わったのかな?

今年は余ったお餅の消費として、よく食べている。


どうやらこれも、関西と関東では「お餅」が違うらしい。

関東は焼餅をいれるらしい。私は、焼かない。


善哉・・・よき かな 

語源は佛語らしい。


朝から食べて元気を出そう。




2022年2月6日日曜日

解放

長いコロナ禍の中、閉塞感で息苦しい。


感染者が、来週にピークを迎えるのでは?と

テレビニュースが伝える。


閉塞感を少しでも緩和したいなと

車で出かけた。

やっぱり海がいい。


気持ちが晴れる。






瀬戸内海

2022年2月1日火曜日

左右対称

 食事に行った時、料理を覆っていた紙に書かれていた。

「立春大吉」


本来は、

縦書きにすると

左右対称になることから 縁起がいいとのこと。

「厄除け」の意味のお札として

玄関周りに貼るお札のようだ。


実は、「裏」から見ても「表」から見ても

「立春大吉」と読むことが出来ることが重要らしい。

入ってきた「鬼」を騙せるということらしい。

単純な鬼だ!

なんだか笑ってしまう。


今日は旧正月。

1月は何もせず、どこにも行かずに

過ぎてしまった。


2月は、何か いいことあるといいなぁ。

自分次第だね。









京都 丸山公園 内
左阿彌 

2022年1月31日月曜日

常緑

お正月花として活けていた松。


神様が宿る木と言われ、

生命力が強く長寿の木と

言われるだけのことはある。

松 → 待つに通じるということで

歳神様を待つ。


1か月たった今も、流石に生けた時と全く変わらない。

だがもう1月も終わり。

他の花に変えよう。


早いね。

「1 月は行く」「2 月は逃げる」「3月は去る」

ぼやぼやしていたらアッというまに年末となりそう・・・




2022年1月29日土曜日

碾茶(てんちゃ)

京都土産で有名なお菓子を頂いた。

久しぶりに、じっくりと味わう。


クッキーが違う。

すっきりと茶の味に深みがある。

ホワイトチョコレートとの甘み加減が絶妙。


京都・宇治産の「碾茶」を使用している。

碾茶を挽くと抹茶になる。 


抹茶味のお菓子も増えてきたが、

普通の茶葉の「粉茶」を使用されることが多いと聞く。


碾茶は、平均100g3000円程度。本物の抹茶。

高級品を使うことで、お菓子の値段に反映されてしまうが

やはりおいしい。

人気になるだけのことはある。





マールブランシュ

茶の菓(ちゃのか)


2022年1月28日金曜日

発表

オンライン発表は、ドキドキ。

自己採点で、ほぼ合格しているとわかっていてもね。


暇を持て余して、昨年12月に受験した京都検定。

無事合格。


家族を巻き込んで神社仏閣に出向いたり、ネットで調べてみたり。

勉強している過程も楽しい。

やはり、京都に住んでいるとかなり有利。

地の利が大きい。


2022年、今年も検定に挑戦したい。


どの検定も、1級になるとレベルが段違いに上がっている。


まずは受験しやすい美術検定2級くらいかな?





2022年1月25日火曜日

「赤」は食欲を増進する色。


赤い丼の「天下一品」の味は、

時々食べたくなる癖になる味。


以前は遠くの本店まで何度も食べに行っていた。

本店がおいしいという噂があった。


近くのスーパーのフードコートに入っているので利用しやすい。

買い物終わりにランチ。







こってり

2022年1月24日月曜日

価値

 同じモノでも、価値が変わる。


スーパーの清酒売り場で、目に付いた日本酒。

いつ頃かな?30年程前になるかな?

日本酒ブームの頃は、プレミアがついていて1升で1万円を越える。

買いたくても、モノすら無かった。


今は定価で購入できる。


人と物は同じではないが・・・

今の私。

「生産」という点だけに特化してみると

価値がすっかり、下がってしまった。


せめて、お荷物にならないようにしたいね。


「酒は百薬の長

この程度に嗜みたい。







2022年1月22日土曜日

柑橘

柑橘の「柑」は、ミカン(漢字で蜜柑)という意味。

柑橘の「橘(たちばな)」は、

古くから観賞用として栽培されていたミカン科の植物。


柑橘類は日本書紀の時代から日本人の生活の中にあったといわれる。

京都御所・紫宸殿では、「右近橘、左近桜」として「橘」が植えられている。


我が家では、蜜柑は冬の間は欠かさない。

最近、品種が増えてきたが、お正月の前後の時期は、和歌山の有田みかん。

特に「田村」が好きなブランド。





2022年1月21日金曜日

大寒

大寒にふさわしい天気。

こんなに積もったのは久しぶり。


一口に雪といっても、雪の状態や降り方によって様々な呼び名ある。

「細雪」「粉雪」「風花」「淡雪」「牡丹雪」「玉雪」「灰雪」

雪の多い地方には、もっと呼び方があるのかも。


今日の雪は「灰雪」かな?

灰が降るようにひらひら降る。

あまり美しい表現では無い。

「牡丹雪」と言いたいが、これは暖かくなってから降る雪の名前。


今日はボランティア活動の予定だったが、LINEで延期のお知らせ。

暖かくして、家に籠ろう。


「大雪注意報」が出ている。




2022年1月20日木曜日

真実

    「目に見えるものが真実とは限らない。

         何が本当で、何が嘘か」

奧の深い言葉である。


今の私たちは自分の目で見てもないのに、

人の言葉や、情報を信じて

それに振り回されることの方が多い。


オミクロン株が猛威を振るってきている。


蔓延防止措置の適応地域にならない内にと映画を見た。

11月に同じ映画館では隣に座ることができたが

もう、隣の席には座れなかった。


目に見えないウイルスに振り回されて2年。

今まで見えていなかったものも、見えてきている。


真実はどこに?

真実は「自分の心に」




2022年1月19日水曜日

 ホテル レストランの入り口。

目を引く。


「長崎」「五島市」を頼りに調べると

五島列島の福江島に古くから作り伝えられている、

子どもの健康祈願、魔よけの意味を持つ工芸品『バラモン凧』


ちょっと異国情緒を感じたのは、長崎のせいか。

バリ島でみたガルーダににた雰囲気があったからか・・・・


どうやら鬼が武士の鎧をくわえこんでいる図らしい。

何とも不思議な凧。


鬼と日本人のつながりは深い。








京都 みやこホテル



劇場

メルキュール日比谷 久しぶりの東京都心。 インバウンドのせいか、春のせいか?いつものホテルは ツイン素泊まりで7万円~8万円の高値。 ということでランクを下げて3月にリニュアルしたばかりのホテルへ。 コンセプトは『劇場の舞台美術』   「日比谷」という土地柄からのイメージとのこと...