今日も、映画館に行くまでは
別の映画、戦国武将が主人公のものを見るつもりだった。
ところが、映画館の入り口の大きな宣伝を見て
気が変わった。
元々、池波正太郎作品の大ファン。
彼の著書はほとんど読んでしまった。
中でも「剣客商売」が好きだ。
武士の矜持が美しい。
この映画「仕掛人・藤枝梅安」は
作家「生誕100年」で制作された2部編成のもの。
池波の小説の根底に流れているテーマのひとつ
『善人が時には悪をなし、悪人が状況に応じては善をなす』
映画にも、これが良く表現されている。
だからこそ、人間は複雑で厄介なモノ。
だからこそ、優しくて悲しいモノ。
ただ・・・主人公 梅安役の俳優は、もう少し
善人に見えた方がよかったかも。
エンドロールの後に紹介された次回作、
今から楽しみ。
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